第11回いわきサンアビリティーズ杯争奪車椅子バスケットボール大会 結果

開催日 2003年8月3日
開催地 福島県いわき市 いわきサンアビリティーズ体育館

2週間前のDMSカップで浮き彫りとなった課題の解決に取り組んだ今大会。
梅雨が明け、本格的な夏の暑さが到来したいわき市で、夏に負けないくらい熱い試合が展開されました。

今回は宮城マックスの他に、山形WBC、TEAM EARTHの2チームが参加し、総当りで戦いました。

東北地方では磐石の強さを誇る宮城マックスですが、
選手一人一人が、より一層のレベルアップを図るために何をすればよいのかを
考えながら臨んだ大会でした。

また、今大会のもうひとつのトピックは、東北ブロックの試合としては初めて、公式戦に健常者の参加が認められたことです。
TEAM EARTHからは、管野 聡選手(持ち点5.0)が、 宮城マックスからは、石川大介選手(持ち点5.0)、橘 香織選手(持ち点4.0)がそれぞれ健常者プレーヤーとして参加しました。
他地方ブロックではすでに健常者プレーヤーの試合参加が認められているところもありますが、東北にもその波が広がってきたと言えるでしょう。

さて、その結果はいかに?!

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試合前のミーティング。今日の課題は?


第1試合 VS 山形WBC戦  ☆68対25

「声を出そう。そして楽しもう。」

《第1クォーター》
マックスは東海林・佐藤・藤井・二階堂・藤本がスターティングメンバー。
ハーフコートマンツーマンディフェンスで開始。
藤本のアシストから二階堂のゴール下シュートが決まり先制するも、すぐさま山形WBCも入れ返す。マックスはディフェンスでの声が良く出て相手にリードを許さないが、オフェンスでのシュートがなかなか決まらず苦しい立ち上がり。残り4分に藤井のシュートが決まり、8対6とリード。続いて佐藤の速攻からのランニングシュートが決まる。山形WBCも1ゴールを返すが、終了間際に二階堂がシュートを決めて2ゴール差をつけて12対8で1Q終了。

《第2クォーター》
監督から改めてオフェンスの指示を受けて臨んだ2Q。立ち上がり、藤本のシュートが決まり、このクォーターも先手をとる。佐藤の連続シュートで一気に引きはなしにかかる。このクォーターではディフェンスで頑張り、相手の得点をフリースロー1本とフィールドゴール1本の3点に抑えることに成功。そして、ディフェンスでボールを奪ってそのまま速攻に持ち込み、オフェンスのリズムを作ることができた。24対11で終了。

《第3クォーター》
3Qのスタートは、東海林・向後・藤井・萩原・藤本。立ち上がり、藤本の連続シュート、萩原のアウトサイドシュートなどで着実に加点。ゴールを決めた後はオールコートでマンツーマンプレスをかけ、一気に点差が広がった。残り5分で、36対19。しかし、向後が3つ目のファールを犯し、ここで佐藤と交代。この後もディフェンスで頑張り、相手オフェンスを4ゴールのみに抑え、終了時は54対19。

《第4クォーター》
東海林・藤井・佐々木・石川・藤本でスタート。石川はディフェンス・オフェンスとも動きの速いプレーを見せ、2ゴールをあげる。残り3分で橘も出場し、残り0分でミドルシュートを決めた。最終クォーターもディフェンスで粘りを見せ、相手を3ゴールに抑えることができた。最終的なスコアは68対25。

《番記者談》
このゲームでは、立ち上がりから声が良く出ていたのが印象的であった。前半は思うようにシュートが決まらない場面もあったが、自分達のやるべきことを見失わず、ディフェンスからリズムを作って後半の展開につなげることができた。


山形WBC戦。藤本の眼が鋭く光る!

 


第2試合 VS TEAM EARTH ☆74対47

「頑張ろう!全員出すぞ!」

《第1クォーター》
スタートは東海林・佐藤・藤井・二階堂・藤本。
互いに早いリズムのオフェンスと強いあたりのプレスディフェンスを仕掛け、序盤から速いペースで試合が進む。EARTHはゴールを決めた後はオールコートマンツーマンプレスを展開し、速い段階でボールを奪うことを試みる。対して マックスは高さでEARTHを圧倒し、リバウンドを支配。また、インサイドを徹底して攻め、二階堂が走りこんだところにピンポイントでパスが入り、確実にゴール下のシュートを決めていく。対してEARTHは2対2からアウトサイドシュートを沈め、互いに譲らない。1Qは18対14で終了。

《第2クォーター》
残り4分までは1Qと同じ展開。相手の執拗なバックピックに対し、味方どうしでピックをかけあい乗り切っていく。残り3分から、藤本と二階堂がインサイドを強気で攻めて、一気に引き離した。36対22で前半を終了。

《第3クォーター》
後半は東海林・向後・藤井・二階堂・藤本でスタート。
EARTHは増子を投入し、マックスのインサイドの攻めに対応して流れを変えようと試みる。しかしマックスはディフェンスから速攻を連発し、さらに得点差を広げる。残り4分で福島がタイムアウトをとり、ここで向後に代えて佐藤を投入。残り3分を切って、藤井と佐藤が2本ずつアウトサイドからのシュートを沈め、58対35として3Qを終了。

《第4クォーター》
4Qも順調に得点を重ね、残り5分を切って大幅にメンバーを交代。EARTHも最後までプレスディフェンスをしかけ粘りを見せるが、制空権を支配したマックスがインサイド・アウトサイドともにオフェンスで強さを見せた。この試合も全員出場を果たして、74対47で試合終了。

《番記者談》
第1試合の流れをそのままに、立ち上がりから気迫あふれるスピーディなプレーが続出した。二階堂が切れのよいカットインを見せ、逆サイドからは藤本がなだれ込むという厚みのある攻撃。そして相手ディフェンスが小さくなったところでアウトサイドから藤井・佐藤らがシュートを沈めるという展開であった。なにより、試合中あるいは試合間に、自分達でよかった点、悪かった点を確認して、次のプレーにつなげるという雰囲気が生まれてきたところに、マックスの成長を垣間見ることができたと思う。


対TEAM EARTH戦。試合中も自分達で話し合い、修正点を確認する。

(両試合とも4Qに筆者も出場したため、4Qの記録がほとんど残っておりません。
どうか ご了承ください<(_ _)>)



《試合結果》

優勝   宮城マックス
準優勝 TEAM EARTH

第3位  山形WBC

(TEAM EARTH 対 山形WBC 戦は47対44でTEAM EARTHが勝ちました)