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   Inside MAX - ドキュメント・選手権2005 Vol.4  


今大会のチームの合言葉は”一球入魂”


対ワールドBBC戦。立ち上がりから苦戦を強いられた。

攻め手を欠き苦しい表情の藤井。

 
               

 

 




最終的に点差は30点近く開いた


初のセンターコートは3位決定戦。 これまでと違うシュートの感覚に戸惑いが見られた。これもいい経験。


ハーフタイム。岩佐監督に代わり、 何がリズムを
崩しているのかを確認しあう選手と石川コーチ。

 

大会最終日

大会最終日は準決勝から行われる。前日までの試合で、ベスト4に残っているのは千葉ホークス、長野WBC、ワールドBBC、そして宮城MAXの4チーム。一昨年は明和BBC(近畿)に、昨年は千葉ホークス(関東)に破れ、いずれも決勝に進出することができなかった宮城MAX。 3度目のファイナルへの挑戦の前に立ちはだかったのはワールドBBC(東海北陸)だった。

点差が意味するものは 〜準決勝 対ワールド戦

1Q。タップはワールド。そのままNo.15大島がミドルシュートを決めてワールドが先制。No.14杉浦のミドルで続くが、MAXもNo.4東海林、No.16怜央のシュートで応戦する。残り6分、ワールドNo.12白丸がファールをもらいながらもシュートをねじ込み、ワンスローも決めて3点差。ここからワールドはフルコートプレスを開始。MAXは変化に対応できず、いつものパスゲームが展開できない。なんとかフロントコートまで運ぶもシュートまで持ち込むことができず、得点が止まってしまう。その間にもワールドは着実に加点し、1Q終了時点で17点もの差をつけられてしまう。1Q終了直前、怜央は転倒して後頭部を強打してしまった。

2Qはワールドのスローインから。ワールドは引き続きフルコートプレスで襲い掛かるが、MAXもパスでつないでプレスをかわし速攻を出す。東海林、藤井の連続速攻で追撃開始。怜央がインサイドで頑張るがワールドも白丸・大島のシュートで加点していく。初戦、二戦目と怜央につぐ得点記録した高橋がこの試合では沈黙。ミドルシュートがなかなか決まらず苦しい展開が続く。しかし、そういうときこそ頑張るのがディフェンス。あきらめずに粘り強いチームディフェンスを見せ、中澤もリバウンドで踏ん張った。このクォーターは10対9でMAXがとるも、点差は16点差となかなか縮まらない。

後半の立ち上がり、怜央のミドルシュートで先に点を入れるも、ワールドNo.8長谷川がミドルを入れ返す。残り7分、高橋に代えて向後を投入。早速ミドルを沈めてベンチは盛り上がる。残り5分からMAXもフルコートプレスをしかけ追いすがろうとするも、大島の連続ゴール、白丸の速攻が決まりなかなか点差が縮まらない。このクォーターは14対12でワールドが撮り、ここまで17点差のまま。

4Qに入る前に、再度今何を頑張るべきかを確認しあったMAX。吹っ切れたかのように、身上とするパスゲームで向後→藤井とつなぎ最後は中澤がゴール下でシュートを決める。怜央は3人のディフェンスに囲まれながらもミドルを沈め、向後は3ポイントをたたきこんた。残り4分、中澤・東海林に代えて高橋、佐藤正哲を投入し3ポイント攻撃を試みるが、ワールドの厳しいディフェンスでなかなかシュートを打つことができなかった。最終的に64対38でワールドが勝利をおさめ決勝に駒をすすめた。MAXは今回もファイナル進出ならず、3年連続で準決勝敗退となった。

この点差が意味するものはなんだったのだろう。
MAXは新たな宿題を課せられた。

試合後、選手を集めて岩佐は言った。
「気持ちを切り替えなさい。3位決定戦では、完璧にMAXの走るバスケをみせようよ。」

 

 

 

初の3位決定戦 〜対 長野WBC戦

3位決定戦の相手は長野WBC。スタートの選手の持ち点合計はなんと9.5点。高さでは圧倒的に有利なMAXであったが、そこは試合巧者の長野WBC。No.14 奥原の確実なアウトサイドシュートとゴール下を固めるディフェンスで緊迫感あふれる展開となった。

前半の立ち上がり、タップはMAXが制するも先制は長野No.14奥原の3ポイントシュート。MAXは高橋、藤井のミドルシュート、怜央のゴール下シュートで得点を重ねるが、長野はたくみにスクリーンプレイを利用して奥原にリズムよくシュートを打たせる作戦。ジャンプアップしてシュートチェックに出るとピックアンドロールでインサイドに切れ込んでくる。MAXはすばやいヘルプディフェンスで対応。高さの有利を生かして制空権を完全に制圧するが、その後の展開がスピードに乗り切れない。パスにも迷いが生じて、狂ったままのリズムでミドルシュートを放つなど、相手の思うつぼにはまってしまった感のある前半の展開となり、36-33の3点差で前半を終了した。

ハーフタイム。岩佐は感情をつとめて殺して言った。
「1点クラスがミスしてるんだろう。そんなんで勝てるわけがない。どうしていつものバスケができない?」
MAXの目指すバスケは”全員で走るバスケ”。ローポインターがボールをコントロールしてゲームを作っていく。長野は怜央を2人で守ってインサイドに入れないようディフェンスを固めていた。それでも高さにものを言わせた強引なシュートや、ミドルシュートの早撃ちが目立ち、パス回しがおろそかになっていつものリズムを崩してしまっていた。
岩佐が席を立った後、石川コーチのアドバイスを得て再度自分達の目指す展開を確認しあった選手達。センターコートの持つ独特の雰囲気にようやく体が慣れてきた頃、後半のスタートを迎えた。

3Qも中盤までは互いに譲らず互角の展開。長野はファールでもらったフリースローを確実に奥原が沈めていく。残り6分で高橋が痛恨の4つ目のファールを犯し、向後と交代。この後、ようやくディフェンスからの速攻が出るようになり徐々にゲームはMAXのペースに。長野はファールが多くなり、奥原のシュートもリングに嫌われてしまう。このクォーターは20対10とMAXがとり、13点差をつけて終了。
4Qに入り、MAXが完全に自分達のリズムを取り戻す。最後まで走り続けたMAX。交代出場した佐藤、大槻もシュートこそ決まらなかったが、果敢に攻め続けた。最終スコアは81対52。宮城MAXが初の3位入賞を果たした。

 

 

 

 

「応援ありがとうございました!」
会場のあちらこちらから送られた
熱い声援に応えるMAXの選手達。


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