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   Inside MAX - ドキュメント・選手権2005 Vol.1 

序章


2005年5月4日。第34回日本車椅子バスケットボール選手権大会最終日。決勝のセンターコートでは千葉ホークスとワールドBBCの2チームが一進一退の攻防を繰り広げていた。千葉ホークスとワールドBBCは日本国内で双璧をなす強豪チームである。1999年から2002年まで、ワールドBBCは選手権4連覇という偉業を達成したが、それはいずれも決勝で千葉ホークスを破って成し遂げたものであった。2003年、2004年はワールドが決勝まですすむことができず、2年連続で決勝戦のカードは明和BBC対千葉ホークスとなった。2003年は千葉ホークスが優勝し日本一を手に入れたのであるが、どこかに「ワールドを破ってこそ真の日本一になれる」という思いが残っていたのであろう。今回の決勝戦での対戦は、まさに両チームの3年越しの思いが激突した見ごたえのあるゲームとなった。結果、接戦の末に千葉ホークスが宿敵ワールドBBCを振り切って優勝し、「真の日本一」という称号をついに手に入れたのである。

その決勝戦を、今年も宮城MAXの選手達はコートサイドで見守っていた。宮城MAXは今大会で3年連続ベスト4入りを果たし、決勝戦に先立って行われた3位決定戦(これは今大会から導入された)で長野WBCを下して”初代3位”の座を手に入れていた。しかし、それは決して思い描いていた目標ではなかった。目の前で展開されるハイレベルな戦いを見ながらMAXの選手達のはどのような思いを抱いていたのだろう。

今大会の宮城MAXの戦い、そして舞台裏を振り返ってみたい。そこには、来年さらに上に行くためのヒントが隠されているかもしれないから―。

(以下、すべて敬称略とさせていただきます。ご了承ください。)


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