第12回東日本車椅子バスケットボール大会 DMSカップ 結果

開催日 2003年7月19・20日
開催地 新潟県長岡市 長岡市市民体育館

東日本大会とはいえ全国から強豪チームが集まるデムスカップ。
宮城マックスはまさかの初戦敗退。第9位に終わりました。
フォワード高橋をはじめ多くの選手を欠き、少ないメンバーで望んだ試合でしたが、
宮城マックスに一つの宿題が与えられた、そんな大会になりました。


写真は準決勝・千葉ホークス対明和BBCで主審を務める野崎先生。


1回戦 VS パラ神奈川戦  ★40対44

《第1クォーター》
マックスは東海林・向後・藤井・二階堂・藤本がスターティングメンバー。
藤本が最初のタップを制し、オフェンスから開始。
残り6分、ファウルから相手にフリースローを与え1点を先取されるが、残り7分に東海林のレイアップシュートで逆転。その後も二階堂・向後のシュートで得点を重ね6対1とリード。
パラ神奈川・土屋のシュートが決まるも、向後も右45度からのミドルシュートを決め、8対3となったところで、パラ神奈川がタイムアウトを要求。
タイムアウト後、パラ神奈川はシュートが決まるとオールコートでのゾーンプレスディフェンスを展開。マックスはこれにうまく対応できず、残り2分で一気に逆転される。残り0分に二階堂のシュートが決まるも、10対14と4点ビハインドで1Qを終了。

《第2クォーター》
2Qも立ち上がりからパラ神奈川はミドルシュートや速攻を立て続けに決め、得点を重ねていく。マックスはシュートまでは行くもののなかなか決まらず苦しい展開。さらに、相手ディフェンスのパックピックにつかまり、ディフェンスのリズムも崩されてしまう。12対21となったところでマックスがタイムアウトを取り、選手交代(向後out/佐藤in)してリズムを変えようと試みる。交代した佐藤のミドルシュート、終了間際の藤本のシュートで2ゴールを返すも、16対23の7点ビハインドで前半を終了。

《第3クォーター》
後半に入っても、残り4分までなかなか思うようにシュートが決まらず、以前苦しい展開が続く。残り1分、佐藤が2ゴールを決め追い上げるが、パラ神奈川のミドルシュートも良く決まり、24対33の9点ビハインドで3Q終了。

《第4クォーター》
4Qに入り、ようやくシュートが決まりだし、追い上げ開始。残り4分で11点差をつけられたところで、前からプレスをかけてボールを奪いに行くよう指示が飛ぶ。残り3分に藤本が3ポイントシュートを決め8点差とするが、パラ神奈川も落ち着いてシュートを決め、なかなか差が縮まらない。残り2分のタイムアウトでは、集中を切らさず最後まであきらめるなという監督の激が飛んだ。残り1分に藤井が3ポイントシュートを決め、さらに東海林が速攻からのレイアップシュートを決めて追いすがるも、40対44の2ゴール差でタイムアップのホイッスルが鳴り、試合終了。

宮城マックスは、パラ神奈川が仕掛けてくるオールコートゾーンプレスに最後まで苦しめられた。そのため、フロントコートに運ぶまでの時間がかかってしまい、自分達のリズムで攻めきれず、シュートは打つものの入らないという状況が続いてしまった。何かがおかしいという思いの中、ディフェンスのリズムも狂ってしまい、リバウンド支配率も低下。オフェンスでも動きが止まり、なかなかパスを展開することができなくなってしまった。ディフェンスからリズムを作ってオフェンスにつなげるという自分達のバスケットボールが展開できなかったのが残念。

 

 


敗者戦 VS 中国・四国選抜 ☆40対28

《第1クォーター》
スタートは東海林・向後・藤井・二階堂・藤本。
二階堂のシュートが決まり先制。藤井の3ポイントシュートで7対4と突き放しにかかるが、残り0分に相手の速攻が決まって逆転され、9対10の1点ビハインドで1Qを終了。

《第2クォーター》
互いにシュートが決まらない時間が続く。残り3分、藤井がこの日2本目の3ポイントシュートを決め、14対12と逆転。シュートが入らず苦しい展開ではあるが、ディフェンスでのがんばりが功を奏する。その後、互いに1ゴールずつ返し16対14の2点リードで前半を終了。

《第3クォーター》
後半に入り、藤本のシュートが決まりだす。ディフェンスもがんばって、残り5分までシュートを決めさせず、ここで一気に得点差が開く。相手のプレス気味のディフェンスにパスを自由にまわせない状況下で、藤本が3連続ゴールを決めるなど踏ん張りを見せる。34対22の12点リードで3Qを終了。

《第4クォーター》
このまま得点差が開くかと思われたが、やはり今ひとつリズムに乗れないマックス。その雰囲気に戸惑うメンバーからは笑顔が消えていた。互いに3ゴールずつを決め、12点差のまま試合終了。

パラ神奈川戦同様、苦しい試合展開ではあったが、その雰囲気の中でもディフェンスをがんばり、強豪中国・四国選抜に競り勝つことができたという点で、収穫が得られた試合であった。
     
                         試合前にミーティングを開く選手達。


9・10位決定戦 VS 九州ヤングスターズ ☆35対26

《第1クォーター》
この試合のスタートは、東海林・藤井・佐藤・二階堂・藤本。
立ち上がり、九州・山見のシュートで先制を許すも、藤本、佐藤がゴールを決め、逆転。相手はオールコートマンツーマンのディフェンスを展開するが、残り3分で早くも山見が3つめのファウルをとられる。これに乗じて一気に攻めたいマックスであったが、パスミスが出て攻めきれない。オフェンスがつながらないときはディフェンスでがんばろうという意識のもと、24秒オーバータイムを奪う粘りのディフェンスを見せる。10対8と2点リードで1Q終了。

《第2クォーター》
2Qは佐藤にかわり向後が出場。しかしミドルシュートが決まらず、残り5分に追いつかれる。藤本もミドルシュートを決め返すが、相手センターの勢いあるプレーに気おされ逆転を許し、12対16の4点ビハインドのまま前半終了。このクォーターで、マックスは1ゴールしかあげられず。ハーフタイム中、選手は円陣を組んでミーティングし、立て直しを図る。

《第3クォーター》
3Qは再び佐藤が出場。相手ファウルからもらったフリースローを決め、反撃ののろしを上げる。ここでセンター陣ががんばりを見せ、再逆転に成功。相手のバックピックにかかり、そのまま決められて1点差に詰め寄られるが、ディフェンスでふんばり、相手をこの1ゴールのみに封じ込めた。19対18の1点リードで3Q終了。

《第4クォーター》
最後をしっかりと締めようと声を掛け合って始まった4Q。藤本が立て続けにゴールを決め、一気に突き放す。相手も必死に追いすがるが最終的には9点差をつけ、35対26で試合終了。

今大会、いずれの試合もシュートがなかなか決まらず苦しい展開ではあったが、その中から得るものも多かったのではないだろうか。東北ブロック内では競って勝つという試合が無いのが実情であり、また対外試合経験が少ないマックスにとっては、自分達のリズムが崩れてしまったときにどうやったら勝てるのかを考えるよい機会になったはず。今大会での苦しい経験が、今後のマックスの成長につながることを期待したい。

     
     閉会式での行進。長岡の皆さんにあたたかいお見送りをいただきました。

 

 


《試合結果》


優勝   ワールドBBC        順位決定戦結果
準優勝 千葉ホークス
       3位決定戦    
第3位  明和BBC          明和 50 対 48 東京
第4位  東京クールス       5・6位決定戦   
第5位  長野WBC         長野 47 対 37 三重    
第6位  三重チャリオッツ     7・8位決定戦
第7位  パラ神奈川         神奈川 60 対 17 長岡
第8位  長岡JETS        9・10位決定戦
第9位  宮城マックス        宮城 35 対 26 九州
第10位 九州ヤングスターズ   11・12位決定戦
第11位 中国四国選抜       中・四国 60 対 30 北海道 
第12位 北海道選抜